
リウ・イエがファッション雑誌『ELLE MEN』12月号の表紙撮影を行い、デビューしてからの10年を振り返りました。
俳優になることなど考えもしなかった高校時代、彼はバスケットボールチームのキャプテンでした。運動場での練習中、姉の同級生から「とてもかっこいいわね。俳優になれるわよ」と言われ、軽い気持ちで受験した中央戯劇学院に合格。こうして、彼の役者人生が始まります。
大学2年の時、『山の郵便配達』で金鶏奨にノミネートされ、23歳の時には『藍宇 情熱の嵐』に出演し、台湾金馬奨 最優秀主演男優賞を受賞。その後の活躍はご存知の通りです。演技が自分の人生を変えた、と彼は語りました。23歳から33歳という人生で最も輝かしい10年間、彼は演じ続けました。09年にフランス人女性と結婚するまで、生活のすべてを演じることに捧げていました。
どうしてそこまで演技に没頭するのか、と問われた彼は「他のことができないからさ」と答えました。大学を卒業したばかりの頃、彼は、もし誰からもオファーがなければホテルのドアマンになろうと考えたそうです。自分は背が高いし醜い容姿ではない。少しくらいのチップは稼げるだろう、と。
しかし、人気が出てからは小さな楽しみすらも制限されるようになりました。買い物に行くことも、露店で飲み食いすることもできず、彼には演技しかなくなりました。
リウ・イエに接したことがある人は、口を揃えて「彼は真面目で勤勉だ」と言います。そんな彼も親友であるダニエル・ウーやチャン・チェンを羨ましく思っていたそうです。彼らは映画を1本撮り終えると数ヶ月旅行に出かけます。しかし、リウ・イエは休む間もなく次々と撮影現場を渡り歩いていました。後に、自分は彼らのように即座に肩の荷を下ろすという気持ちの切り替えができないと気付き、演じ続けることを選び、子供が生まれた年も休むことなく映画4作品に出演しました。
当然、結婚は彼にとって素晴らしいことです。リラックスすることを覚え、常に神経を張り詰めることもなくなりました。彼は仕事で成功し、結婚して家庭を持ち、ふるさとの人々が重視する「三十にして立つ」を実現したのです。この10年間、彼は一歩一歩着実に、堅実に歩んできました。
彼の語った全ては、すべて今日の地位に基づいた、33歳のひとりの男性によって吐露されたものです。このインタビュー内容から、彼が親しみやすくて向上心の強い、見習うべき人物だと感じとれるでしょう。